大学時代のことでした。
相手は同じ大学の、同じサークルの1年後輩女性でした。
サークルの活動中は普通に話をする仲でしたが、男女関係になるようなことを求めてはいませんでした。
その女性の彼氏も同じサークルの1年後輩でした。
その彼氏は女癖があまりよくなく、僕はあまり好きではありませんでした。
「なんで、あんな男と付き合っているのかな~」くらいには思っていましたが、特にそれ以上のことはありませんでした。
ある時、サークルで夏休みを利用して、旅行に行くことになりました。
旅行は希望者のみの参加でしたので、僕と彼女は参加しましたが、どういうわけか、彼女の彼氏は参加しませんでした。
彼女はその彼氏にのめりこんでいたせいか、サークルの他の女性とはあまりうまく行っていなかったようで、話し相手もいない、と言うことで孤立しているように見えました。
飛行機での移動だったので、彼女と隣同士の席になりました。
「○○(彼氏の名前)、旅行に来なかったの?」「うん」最初は話も盛り上がっていませんでしたが、「○○君(僕の名前)がいてくれて助かったわぁ~、他に仲のいい人いないし~」飛行機の中だけでなく、降りた後も、自由時間の時に一緒に行動することになりました。
夜になり、宴会になると、やっぱり彼女は僕のそばに来たがりました。
周りにいたサークルのメンバーは皆酔っぱらっていたので、僕と彼女が近くにいても特にどうこう言うメンバーはいませんでした。
「私、○○(彼氏の名前)より○○君(僕の名前)といるほうが楽しかったわぁ~」僕の耳元でささやいてきました。
「えっ?」最初は驚きましたが、当時の僕は彼女もいなかったですし、彼女も嫌いなタイプと言うわけではありませんでしたので、普通に話をし続けました。
旅行の直前に彼女は彼氏と喧嘩をしてうまく行っていなかったようで、話しを聞いてもらえる男性を探していたようで、何なら彼氏と別れてもいいという覚悟だったようでした。
「○○(彼氏の名前)にはうまく言っとくから、付き合って・・・」と彼女から言われたのであっさりと承諾しました。
彼女の彼氏とは仲が良くなかったので、彼女を奪っても罪悪感はありませんでした。
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